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THE BEATLES


THE BEATLESのアルバムを紹介します。

THE BEATLES :
Album Jacket,Title and Songs Detail


Please Please Me [UK:1963/3/22]
  1. I Saw Her Standing There
  2. Misery
  3. Anna (Go To Him)
  4. Chains
  5. Boys
  6. Ask Me Why
  7. Please Please Me
  8. Love Me Do
  9. P.S. I Love You
  10. Baby It's You
  11. Do You Want To Know A Secret
  12. A Taste Of Honey
  13. There's A Place
  14. Twist And Shout
1stアルバム。[カバー6曲]

1曲目から全開で飛ばしており、最後までテンションの落ちないスピード感溢れるロックンロール・アルバムです。
ビートルズはカバー曲の選曲センスが素晴らしく、オリジナルを凌駕してしまうほど演奏もアレンジも抜群の出来です。
プロデューサー、ジョージ・マーティンのセンスも忘れてはなりません。
  1. I Saw Her Standing There
    アルバム・オープニングにふさわしいポールのロックンロール・ナンバー。
    特徴的なサイド・ギターやクラップ・ハンド、ボーカル・ハーモニーなど、 のちにブラッシュ・アップされていく基本形となります。

  2. Misery
    ジョンのボーカルが光るピアノが小気味良いナンバー。

  3. Anna (Go To Him)
    ジョンのけだるいボーカルが印象的なカバー曲。

  4. Chains
    ハーモニカと三声ボーカルが心地良いカバー曲。

  5. Boys
    リンゴの温かみのあるボーカルのカバー曲。

  6. Ask Me Why
    デビュー・アルバムにしてこれ、というくらい出来の良い、ハーモニーが美しいジョンのナンバー。

  7. Please Please Me
    ビートルズがブレイクするシングル2枚目の曲で、ハーモニカとツイン・ボーカルが印象的なジョン主導のナンバー。

  8. Love Me Do
    デビュー・ナンバー。
    これもハーモニカがフィーチャーされた曲ですが、ポールがメインの曲です。
    アルバム・バージョンのドラムは、リンゴではなくセッション・ドラマーのアンディ・ホワイトが叩いています。

  9. P.S. I Love You
    全体的にしっとりした感じのあるポールのバラード・ナンバー。

  10. Baby It's You
    語りかけるようなジョンのボーカルが良いカバー曲。

  11. Do You Want To Know A Secret
    レノン=マッカートニー作ですが、ジョージ・ボーカルのナンバー。

  12. A Taste Of Honey
    ポールらしい渋いカバー曲。

  13. There's A Place
    ハーモニカが綺麗なジョンのナンバー。

  14. Twist And Shout
    カバー曲ながら、今ではビートルズの曲、とまで言われているナンバー。
    ジョンの力強いボーカルが実に印象的です。


With The Beatles [UK:1963/11/22]
  1. It Won't Be Long
  2. All I've Got To Do
  3. All My Loving
  4. Don't Bother Me
  5. Little Child
  6. Till There Was You
  7. Please Mister Postman
  8. Roll Over Beethoven
  9. Hold Me Tight
  10. You Really Got A Hold On Me
  11. I Wanna Be Your Man
  12. Devil In Her Heart
  13. Not A Second Time
  14. Money (That's What I Want)
2ndアルバム。[カバー6曲]

この時期、ビートルズは既に大ブレイクしていますが、大ヒット・シングルの「She Loves You」、「I Want To Hold Your Hand」は入ってません。
ハーフ・シャドーの印象的なジャケットやブラック・ミュージックのカバー曲もあり、黒っぽいイメージのアルバムです。
  1. It Won't Be Long
    アルバムのトップを飾るにふさわしい、追っかけコーラスが力強くギターがカッコいいジョンのナンバー。

  2. All I've Got To Do
    イントロのギターが不思議な感じのするジョンのナンバー。

  3. All My Loving
    素晴らしいメロディ・ラインに絶妙なハーモニー、ジョンのサイド・ギターも終始冴え渡っているポールのナンバー。
    全ビートルズ楽曲においても人気の高い傑作です。

  4. Don't Bother Me
    ジョージ初のオリジナル曲でバッキング・ギターのコード進行がちょっと複雑なナンバー。

  5. Little Child
    ハーモニカとピアノが印象的な心地良いジョン・ボーカルのロックンロール・ナンバー。

  6. Till There Was You
    アコースティック・ギターが印象的なポールらしい柔らかいカバー曲。

  7. Please Mister Postman
    追っかけコーラスが楽しいジョン・ボーカルのカバー曲。

  8. Roll Over Beethoven
    スピード感溢れるジョージ・ボーカルのカバー曲。

  9. Hold Me Tight
    追っかけコーラスが素晴らしく、唐突に始まる感じのポール・ボーカルのナンバー。

  10. You Really Got A Hold On Me
    ゆったりとしたジョン・ボーカルのカバー曲。

  11. I Wanna Be Your Man
    オリジナルでは初のリンゴ・ボーカルですが、レノン=マッカートニー作でローリング・ストーンズにも提供されたナンバー。

  12. Devil In Her Heart
    ジョンにしては柔らかいカバー曲。

  13. Not A Second Time
    ピアノが終始に渡って印象的なジョンのナンバー。

  14. Money (That's What I Want)
    アレンジが素晴らしく、ジョンのボーカルも力強いカバー曲。


A Hard Day's Night [UK:1964/7/10]
  1. A Hard Day's Night
  2. I Should Have Known Better
  3. If I Fell
  4. I'm Happy Just To Dance With You
  5. And I Love Her
  6. Tell Me Why
  7. Can't Buy Me Love
  8. Any Time At All
  9. I'll Cry Instead
  10. Things We Said Today
  11. When I Get Home
  12. You Can't Do That
  13. I'll Be Back
3rdアルバム。

全曲レノン=マッカートニー作で、ビートルズ・サウンド全開のアルバムです。
A面(1-7)が同名映画のサントラとして使われた曲で、全体的にはミディアム・テンポの曲に秀逸曲が多いです。
初期のアルバムとしては間違いなく傑作で、個人的には全アルバム中ベスト3に入ります。
  1. A Hard Day's Night
    イントロから12弦ギターが炸裂する、映画主題歌となったスピード感溢れるジョン主導のナンバー。
    ジョンとポールの良いところが交じり合った傑作です。

  2. I Should Have Known Better
    ハーモニカが印象的なジョンのナンバー。

  3. If I Fell
    コーラス・ワークが綺麗な素晴らしいジョンのバラード・ナンバー。

  4. I'm Happy Just To Dance With You
    軽快なジョージ・ボーカルのナンバー。

  5. And I Love Her
    「If I Fell」の向こうを張ったポールのバラード・ナンバー。

  6. Tell Me Why
    ファルセット・パートがほのぼのとした軽快なジョンのナンバー。

  7. Can't Buy Me Love
    ポールの力強いボーカルが聞けるポールのロックンロール・ナンバー。

  8. Any Time At All
    今度は「Can't Buy Me Love」の向こうを張ったジョンのロックンロール・ナンバー。

  9. I'll Cry Instead
    カントリー風なジョンのナンバー。

  10. Things We Said Today
    アコースティック・ギターが印象的なポールのミディアム・ナンバー。

  11. When I Get Home
    コーラスが印象的なジョンのナンバー。

  12. You Can't Do That
    ギターがカッコいいジョンのロックンロール・ナンバー。

  13. I'll Be Back
    アルバムの最後を飾る、切ない雰囲気を漂わせるジョンの傑作ミディアム・ナンバー。


Beatles For Sale [UK:1964/12/4]
  1. No Reply
  2. I'm A Loser
  3. Baby's In Black
  4. Rock And Roll Music
  5. I'll Follow The Sun
  6. Mr. Moonlight
  7. Kansas City_Hey-Hey-Hey-Hey!
  8. Eight Days A Week
  9. Words Of Love
  10. Honey Don't
  11. Every Little Thing
  12. I Don't Want To Spoil The Party
  13. What You're Doing
  14. Everybody's Trying To Be My Baby
4thアルバム。[カバー6曲]

前作と違いカバー曲が6曲とファーストやセカンドと同じ構成ですが、今までに比べテンションが抑え目で初期では印象の薄いアルバムです。
次作における変化の実験・通過点のようで、戸惑いも感じられるアルバムです。
  1. No Reply
    オープニングとしてはしっとりしたジョンのナンバー。

  2. I'm A Loser
    ハーモニカを使用したビートルズらしいジョンのナンバー。
    タイトルは負け犬だけど。

  3. Baby's In Black
    ほぼ全域に渡ってツイン・ボーカルが楽しめるナンバー。
    ギター・ソロも良いです。

  4. Rock And Roll Music
    ジョンのボーカリストとしての素晴らしさが溢れている力強いカバー曲。
    アレンジも素晴らしいです。

  5. I'll Follow The Sun
    ポールのしっとりしたアコースティックなバラード・ナンバー。

  6. Mr. Moonlight
    これもジョンの力強いボーカルが魅力のカバー曲。

  7. Kansas City_Hey-Hey-Hey-Hey!
    ポールのミディアム・ロックンロールのカバー曲。

  8. Eight Days A Week
    フェード・インで始まるシングル・ヒットしたナンバー。
    印象が薄いです。

  9. Words Of Love
    バッキング・ギターが印象的なバディ・ホリーのカバー曲。

  10. Honey Don't
    カントリー・タッチなリンゴ・ボーカルのカバー曲。

  11. Every Little Thing
    印象は薄いのですが、サビが綺麗なジョンのナンバー。
    サビのドラみたいなドドンが効果的です。

  12. I Don't Want To Spoil The Party
    中間部のジョンのソロ・ボーカルがグッとくるカントリー風なロックンロール・ナンバー。

  13. What You're Doing
    リンゴのドラムから始まるほのぼのとしたポールのナンバー。

  14. Everybody's Trying To Be My Baby
    ジョージ・ボーカルのカバー曲。


Help! [UK:1965/8/6]
  1. Help!
  2. The Night Before
  3. You've Got To Hide Your Love Away
  4. I Need You
  5. Another Girl
  6. You're Going To Lose That Girl
  7. Ticket To Ride
  8. Act Naturally
  9. It's Only Love
  10. You Like Me Too Much
  11. Tell Me What You See
  12. I've Just Seen A Face
  13. Yesterday
  14. Dizzy Miss Lizzy
5thアルバム。[カバー2曲]

『A Hard Day's Night』同様、A面(1-7)が同名映画のサントラとして使われた曲で、B面にはカバー曲が2曲あります。
このアルバムはビートルズの最初の大きな変化点で、ひとつは「Help!」での詩的な変化、 もうひとつはロックンロール・バンドの枠を超えた「Yesterday」でのサウンド変化です。
次作で劇的に変化するアルバムの前兆的な位置付けで、このアルバムまでは完全にジョン主導だったと思われます。
  1. Help!
    ノリの良いシングル曲で、本作・映画のタイトル・チューンですが、実はジョンの叫びである苦悩に満ちたナンバー。

  2. The Night Before
    ポールらしい変化に富んだミディアム・ロックンロール・ナンバー。

  3. You've Got To Hide Your Love Away
    ボブ・ディラン風のアコースティックを前面に打ち出したジョンのナンバー。

  4. I Need You
    バイオリン奏法を用いたジョージのナンバー。

  5. Another Girl
    サビのハモリとチョコチョコ絡んでくるギターが印象的なポールのナンバー。

  6. You're Going To Lose That Girl
    追っかけコーラスが楽しい力強いジョンのナンバー。
    映画でリンゴがタバコを吸いながらドラムを叩くのが印象的で、今も目に浮かびます。

  7. Ticket To Ride
    シングル曲で、リンゴのドラムが変則的な印象の強いジョンのナンバー。

  8. Act Naturally
    リンゴのほのぼのとしたボーカルのカントリー・カバー曲。

  9. It's Only Love
    地味ですがジョンのボーカルとジョージのギターが上手く絡み合ったナンバー。

  10. You Like Me Too Much
    ジャズ風のイントロから始まるジョージのナンバー。

  11. Tell Me What You See
    中間部のエレピと全体に渡るギターやギロが印象的なナンバー。

  12. I've Just Seen A Face
    ポールのカントリー風のナンバー。
    WINGSっぽい感じがします。

  13. Yesterday
    ビートルズ=騒音、と決め付けていた人を唸らせたポールの大名曲ナンバー。
    カバー率が最も高く、今では教科書にも載っているスタンダードです。

  14. Dizzy Miss Lizzy
    ラストを飾るジョンの力強いカバー曲。
    このアルバム以降、カバー曲はほとんど採用されません。


Rubber Soul [UK:1965/12/3]
  1. Drive My Car
  2. Norwegian Wood
  3. You Won't See Me
  4. Nowhere Man
  5. Think For Yourself
  6. The Word
  7. Michelle
  8. What Goes On
  9. Girl
  10. I'm Looking Through You
  11. In My Life
  12. Wait
  13. If I Needed Someone
  14. Run For Your Life
6thアルバム。

ストレートなロックンロールは影を潜め、緻密・複雑・繊細に作り上げられた全作オリジナルのアルバムです。
前作の問題作「Help」や「Yesterday」を発展させ、ロックンロール・バンドの枠を超えることになった決定的なアルバムと言って良いでしょう。
楽曲の題材、使用楽器、複雑なコード進行と音楽史に残る傑作です。
ビーチボーイズのリーダー、ブライアン・ウィルソンがこのアルバムを聴いて衝撃を受け、傑作『Pet Sounds』を製作したと言われています。
個人的には、全アルバム中、最良アルバムです。
  1. Drive My Car
    今までのアルバムと違い、何か違いを感じさせられるオープニング・ナンバー。
    ジョンとポールのツイン・ボーカルが終始に渡って楽しめます。

  2. Norwegian Wood
    アコースティックでシタールを使用したジョンの傑作ナンバー。

  3. You Won't See Me
    コーラスとギターが印象的なポールのナンバー。

  4. Nowhere Man
    三声コーラスが美しいジョンがメインのシングル・ナンバー。
    ギター・ソロも良いです。

  5. Think For Yourself
    変わったベースの音が印象的なジョージのナンバー。

  6. The Word
    跳ねるようなピアノで始まるサイド・ギターとコーラスが印象的なジョンのナンバー。

  7. Michelle
    「Yesterday」と並ぶポールの傑作バラード・ナンバー。
    歌詞にはフランス語が使われています。

  8. What Goes On
    リンゴが初めて曲作りに参加したリンゴ・ボーカルのカントリー・ナンバー。

  9. Girl
    マイナー調のジョンの傑作バラード・ナンバー。
    サビの呼吸が印象的です。

  10. I'm Looking Through You
    明るいロックンロール風のポールのナンバー。

  11. In My Life
    間奏のピアノが印象的なジョンの傑作バラード・ナンバー。

  12. Wait
    サビが印象的で楽器の使い方も特徴的なナンバー。

  13. If I Needed Someone
    ジョージの初期の傑作ナンバー。

  14. Run For Your Life
    ギターが特徴的なポップなジョンのナンバー。
    ジョンは嫌いだったそうです。


Revolver [UK:1966/8/5]
  1. Taxman
  2. Eleanor Rigby
  3. I'm Only Sleeping
  4. Love You To
  5. Here, There And Everywhere
  6. Yellow Submarine
  7. She Said She Said
  8. Good Day Sunshine
  9. And Your Bird Can Sing
  10. For No One
  11. Doctor Robert
  12. I Want To Tell You
  13. Got To Get You Into My Life
  14. Tomorrow Never Knows
7thアルバム。

前作の延長線上にありますが、サウンドは多彩に、そして前衛的になっています。
ステージで演奏出来ない楽曲も多く、コンサートでは披露されたことがないままビートルズはコンサート活動を中止しました。
今日では『Sgt. Pepper's』を凌ぎ、ビートルズの最高傑作とみなす人も少なくありません。
  1. Taxman
    もはやティーン・アイドルが扱う題材ではないジョージのナンバー。

  2. Eleanor Rigby
    「Yesterday」同様、ストリングスを用いたクラシカルなポールのナンバー。

  3. I'm Only Sleeping
    アコースティックなジョンのナンバー。
    テープの逆回転が使用されています。

  4. Love You To
    ジョージのシタールを使用した本格的なインド風のナンバー。

  5. Here, There And Everywhere
    ポールの美しいバラードの傑作ナンバー。

  6. Yellow Submarine
    リンゴ・ボーカルのほのぼのとしたナンバー。
    初の、そして唯一のリンゴ・ボーカルによるNo.1ソングです。

  7. She Said She Said
    韻をふんだジョンのヘビーなロック・ナンバー。
    好きなナンバーのひとつです。

  8. Good Day Sunshine
    ポールのミディアム・バラード・ナンバー。

  9. And Your Bird Can Sing
    ツイン・ボーカルとツイン・ギターが印象的なジョンのロック・ナンバー。

  10. For No One
    ピアノを主体としたポールのバラード・ナンバー。

  11. Doctor Robert
    社会風刺したジョンのロック・ナンバー。

  12. I Want To Tell You
    不協和音が用いられているジョージのミディアム・ナンバー。

  13. Got To Get You Into My Life
    ブラスを用いたポールのロック・ナンバー。

  14. Tomorrow Never Knows
    テープの逆回転エコーを使用し、ドラムもなんともいえないリズムを生み出している前衛的なジョンのロック・ナンバー。


Sgt. Pepper's Lonley Hearts Club Band [UK:1967/6/1]
  1. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
  2. With A Little Help From My Friends
  3. Lucy In The Sky With Diamonds
  4. Getting Better
  5. Fixing A Hole
  6. She's Leaving Home
  7. Being For The Benefit Of Mr. Kite!
  8. Within You Without You
  9. When I'm Sixty-Four
  10. Lovely Rita
  11. Good Morning Good Morning
  12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
  13. A Day In The Life
8thアルバム。

ポール主導で製作されたらしく、「架空のバンドがひとつのショーを行う」というストーリー性を重視した画期的なアルバムです。
実に、のべ700時間に及ぶスタジオ・レコーディングを経て完成に至ったそうです。
ビーチボーイズのリーダー、ブライアン・ウィルソンが『Rubber Soul』に触発され『Pet Sounds』を製作したと言われていますが、 逆にこのアルバムは『Pet Sounds』から影響を受けている、と言われています。
サイケデリックでありながら優等生的なアルバムで纏まってはいますが、個人的にはあまり好きなアルバムではありません。
  1. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
    架空のショーの始まり、ホルンを多用したポールのロック・ナンバー。

  2. With A Little Help From My Friends
    リンゴ扮する主役ビリー・シアーズの登場、リンゴ・ボーカルのナンバー。

  3. Lucy In The Sky With Diamonds
    タイトルやサウンドからドラッグ(LSD)を連想させると問題になったジョンのナンバー。

  4. Getting Better
    ポールのミディアム・ナンバー。

  5. Fixing A Hole
    ハープ・シコードが印象的なポールのナンバー。

  6. She's Leaving Home
    ハープが美しいポールのバラード・ナンバー。

  7. Being For The Benefit Of Mr. Kite!
    オルガンとシンセサイザーをメインに使用したジョンのナンバー。
    間奏の転調がサーカスのようにスリリングで素晴らしいです。

  8. Within You Without You
    ジョージのインド風ナンバー。

  9. When I'm Sixty-Four
    ポールお得意の物語風メルヘン・ナンバー。

  10. Lovely Rita
    サビが印象に残るポールのナンバー。

  11. Good Morning Good Morning
    オープニングにニワトリの鳴き声のSEを使用したジョンのナンバー。
    ブラスを多用していますがリズムも複雑です。

  12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
    オープニング・ナンバーのリプライズですが、こちらの方がスピード感があって良い出来です。

  13. A Day In The Life
    ジョンとポールの力作でスリリングな展開のナンバー。
    オーケストラの盛り上がる部分は圧巻の一言です。
    エンディングは最強のエンディング・コードと呼ばれます。
    最後のお遊びフレーズは必要なかった気がします。


Magical Mystery Tour [US:1967/11/27]
  1. Magical Mystery Tour
  2. The Fool On The Hill
  3. Flying
  4. Blue Jay Way
  5. Your Mother Should Know
  6. I Am The Walrus
  7. Hello Goodbye
  8. Strawberry Fields Forever
  9. Penny Lane
  10. Baby You're A Rich Man
  11. All You Need Is Love
9thアルバム。

同名TV映画に使われた6曲のサントラ盤ですが、US盤とUK盤で発売形態が違います。
US盤はA面にサントラ6曲+B面に既発シングル盤5曲の11曲入りLP盤として、 UK盤はサントラ6曲のみの2枚組みEP盤として発売されました。(US盤が先のようです)

LP盤として発売されたUS盤の方が取り扱い的に評判が良く、1987年の初CD化においてオリジナル・アルバムと同等の扱いとなり、 2009年のリマスター盤発売の際には公式に9作目のオリジナル・アルバム扱いとなりました。
全体的にAB面ともサイケデリックな感じでバランスが良いです。
  1. Magical Mystery Tour
    サイケデリック調なポールのロック・ナンバー。

  2. The Fool On The Hill
    縦笛が印象的なポールのバラード・ナンバー。

  3. Flying
    唯一の4人共作、かつ、インストルメンタル・ナンバー。

  4. Blue Jay Way
    不思議なサウンドを演出するジョージのナンバー。

  5. Your Mother Should Know
    ポールのメルヘン調ナンバー。

  6. I Am The Walrus
    ボーカルが電子処理されたジョンのナンバー。

  7. Hello Goodbye
    ポールの軽快なシングル・ナンバー。

  8. Strawberry Fields Forever
    ノスタルジックでサイケデリックなジョンの傑作ナンバー。
    何種類かのテイクをつなげてありますが、転調・リズム変化・アレンジなど素晴らしいの一言です。

  9. Penny Lane
    ポールのノスタルジックなナンバー。
    上記、「Strawberry Fields Forever」とのカップリングは史上最強シングルといって良いと思います。

  10. Baby You're A Rich Man
    面白い楽器を使用しているジョンのナンバー。

  11. All You Need Is Love
    ジョンのメッセージ色の強いナンバー。
    リズムは変拍子を使用していますが、あまり変拍子を感じさせません。
    全世界に向けてアワ・ワールドで生中継・披露されました。


The Beatles(White Album) [UK:1968/11/22]

■Disc 1
  1. Back In The USSR
  2. Dear Prudence
  3. Glass Onion
  4. Ob-La-Di, Ob-La-Da
  5. Wild Honey Pie
  6. The Continuing Story Of Bungalow Bill
  7. While My Guitar Gently Weeps
  8. Happiness Is A Warm Gun
  9. Martha My Dear
  10. I'm So Tired
  11. Blackbird
  12. Piggies
  13. Rocky Racoon
  14. Don't Pass Me By
  15. Why Don't We Do It In The Road
  16. I Will
  17. Julia
■Disc 2
  1. Birthday
  2. Yer Blues
  3. Mother Nature's Son
  4. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
  5. Sexy Sadie
  6. Helter Skelter
  7. Long, Long, Long
  8. Revolution 1
  9. Honey Pie
  10. Savoy Truffle
  11. Cry Baby Cry
  12. Revolution 9
  13. Good Night
10thアルバム。

真っ白なジャケットから、通称「White Album」と呼ばれます。
もはや、ビートルズというバンドでなく、ジョン/ポール/ジョージが好き勝手な曲をレコーディングした感じですが、 個々の曲は光るモノがあり、名曲と呼ばれる曲も少なくありません。
しかし、ボリューム的にもサウンド的にも重厚な反面、散漫な感じを受け、トータル・バランスが崩れている気がします。
レコーディングの最中、リンゴが脱退したいと打ち明けたといわれています。

■Disc 1
  1. Back In The USSR
    ジェット機のSEが随所で入っているポールのヘビー・ロック・ナンバー。

  2. Dear Prudence
    中間部が不気味な感じのするジョンのミディアム・ナンバー。

  3. Glass Onion
    歌詞が皮肉めいているジョンのロック・ナンバー。

  4. Ob-La-Di, Ob-La-Da
    物語風なポールの軽快なナンバー。
    トラディショナル・スタンダード風で、この曲がビートルズの曲だと知らない人も。

  5. Wild Honey Pie
    不気味なポールのショート・ナンバー。
    あとで出てくる方がメインです。

  6. The Continuing Story Of Bungalow Bill
    ヨーコが一瞬だけボーカルを取るジョンの物語風ナンバー。

  7. While My Guitar Gently Weeps
    エリック・クラプトンがギターを弾くジョージの傑作ナンバー。
    「Something」や「Here Comes The Sun」と並んでビートルズ時代のジョージの代表作です。

  8. Happiness Is A Warm Gun
    3曲の組曲となっている美しいジョンの傑作ナンバー。
    変則リズムを感じさせない良い出来栄えです。

  9. Martha My Dear
    ピアノが印象的なポールのクラシカルなナンバー。

  10. I'm So Tired
    ジョンのけだるいブルージーなナンバー。

  11. Blackbird
    アコースティックなポールのナンバー。
    ポールはギターも上手いですね。

  12. Piggies
    ハープ・シコードやストリングスをフィーチャーしたジョージのバロック風ナンバー。

  13. Rocky Racoon
    久しぶりにハーモニカが登場するポールのアコースティック・ナンバー。

  14. Don't Pass Me By
    リンゴ初の単独オリジナル・ナンバー。
    カントリー好きなリンゴらしい温かい曲です。

  15. Why Don't We Do It In The Road
    ブルースっぽいポールのナンバー。

  16. I Will
    アコースティックなポールの美しいバラード・ナンバー。

  17. Julia
    母親のタイトルを冠したジョンのスロー・ナンバー。
■Disc 2
  1. Birthday
    誕生日をテーマとしたポールのロック・ナンバー。

  2. Yer Blues
    ジョンのブルースナンバー。
    解散後もしばしば演奏していました。

  3. Mother Nature's Son
    ストリングスをフィーチャーしたクラシカルなポールの美しいナンバー。

  4. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
    あまりビートルズらしくないハードなジョンのナンバー。

  5. Sexy Sadie
    美しい曲ですが実はマハリシ批判しているジョンのナンバー。

  6. Helter Skelter
    全ビートルズ中最もハードなポールのロック・ナンバー。
    ヘビー・メタルの原型と捉えられることもしばしばです。

  7. Long, Long, Long
    独特な感じを持つジョージのナンバー。

  8. Revolution 1
    ジョンのロック・ナンバー。
    シングルとは別バージョンでスピードが抑えられミディアムな感じに仕上がっています。

  9. Honey Pie
    「Wild Honey Pie」の本編的なポールのジャズ風ナンバー。

  10. Savoy Truffle
    ブラスをフィーチャーしたジョージのナンバー。

  11. Cry Baby Cry
    王室を皮肉ったジョンのナンバー。

  12. Revolution 9
    ヨーコの影響を受けた前衛的なジョンのナンバー。
    当然、良く分かりません。

  13. Good Night
    ストリングス、コーラスをフィーチャーした壮大、かつ、エンディングにふさわしいリンゴ・ボーカルのナンバー。


Yellow Submarine [UK:1969/1/17]
  1. Yellow Submarine
  2. Only A Northern Song
  3. All Together Now
  4. Hey Bulldog
  5. It's All Too Much
  6. All You Need Is Love
  7. Pepperland
  8. Sea Of Time
  9. Sea Of Holes
  10. Sea Of Monsters
  11. March Of The Meanies
  12. Pepperland Laid Waste
  13. Yellow Submarine In Pepperland
11thアルバム。

A面(1-6)はオリジナル曲ですが、B面(7-13)はジョージ・マーティンによるオーケストラのためパンチに欠けます。
No.1、No.6は既発表で、新曲はNo.2〜5と少なく、聴く機会の少ないアルバムです。
  1. Yellow Submarine
    シングルで既発表、かつ、アルバム『Revolver』に収められたナンバー。

  2. Only A Northern Song
    シンセサイザーとブラスをフィーチャーしたジョージの傑作ナンバー。

  3. All Together Now
    ポールの陽気なコミック風ナンバー。

  4. Hey Bulldog
    ジョンのハードなロック・ナンバー。
    犬の鳴き声が入っています。

  5. It's All Too Much
    テープの逆回転やフィード・バックを使用したジョージの傑作ナンバー。
    ジョージの2曲は「このアルバムに収録された」ことにより、損してます。

  6. All You Need Is Love
    シングルで既発表、かつ、アルバム『Magical Mystery Tour』に収められたナンバー。

  7. Pepperland
  8. Sea Of Time
  9. Sea Of Holes
  10. Sea Of Monsters
  11. March Of The Meanies
  12. Pepperland Laid Waste
  13. Yellow Submarine In Pepperland


Abbey Road [UK:1969/9/26]
  1. Come Together
  2. Something
  3. Maxwell's Silver Hammer
  4. Oh! Darling
  5. Octopus's Garden
  6. I Want You (She's So Heavy)
  7. Here Comes The Sun
  8. Because
  9. You Never Give Me Your Money
  10. Sun King
  11. Mean Mr. Mustard
  12. Polythene Pam
  13. She Came In Through The Bathroom Window
  14. Golden Slumbers
  15. Carry That Weight
  16. The End
  17. Her Majesty
12thアルバム。

後発の『Let It Be』より録音時期が遅いことに由来して「最後のアルバム」と呼ばれています。
メンバーの仲を考えると奇跡に近い出来で、解散直前とは思えない充実ぶりは、さすがビートルズです。
A面(1-6)はジョンが仕切り、B面はポールが仕切ったといわれています。
また、アルバム・ジャケットは「音楽史上で最も有名」と言って良いと思います。
個人的には全アルバム中ベスト3に入ります。
  1. Come Together
    ベースとドラムが重々しいジョンのミディアム・ロック・ナンバー。

  2. Something
    ジョージの最高傑作といわれる美しいバラード・ナンバー。
    ジョージのボーカル、かつ、ジョージの作曲では唯一のNo.1ソングです。

  3. Maxwell's Silver Hammer
    ポールの物語風ナンバー。

  4. Oh! Darling
    ポールのボーカルが熱いロック調バラード・ナンバー。

  5. Octopus's Garden
    リンゴ・オリジナルのポップ・ナンバー。

  6. I Want You (She's So Heavy)
    重々しいギターのアルペジオが続くジョンの傑作ヘビー・ナンバー。
    ビートルズ楽曲中、「Revolution 9」を除けば、「Hey Jude」を凌いで最も長く、重厚です。

  7. Here Comes The Sun
    ジョージの美しいアコースティックな傑作ナンバー。

  8. Because
    三声コーラスが美しいジョンの傑作バラード・ナンバー。
    ベートーベンの「月光」を逆さに弾いてインスピレーションを得たといわれています。

  9. You Never Give Me Your Money
    小品バラード組曲の始まり、めまぐるしく展開が変わるポールのバラード・ナンバー。

  10. Sun King
    ギターとコーラスが美しいジョンのバラード・ナンバー。

  11. Mean Mr. Mustard
    懐かしい感じのするジョンのナンバー。

  12. Polythene Pam
    ギターが印象的なジョンのナンバー。

  13. She Came In Through The Bathroom Window
    絡むギターが印象的なポールのナンバー。

  14. Golden Slumbers
    ストリングスが盛り上げ、次になだれ込むポールのバラード・ナンバー。

  15. Carry That Weight
    コーラスが分厚いポールのナンバー。「You Never Give Me Your Money」のフレーズがリプライズします。

  16. The End
    まさに「最後」、全員がソロを取るポールのナンバー。
    そしてビートルズ最後のナンバー。

  17. Her Majesty
    取って付けたようなポールのお遊び的?なナンバー。
    全楽曲中、1曲扱いでは最も短い曲です。
    「A Day In The Life」のお遊び以上に必要なかったと思います。


Let It Be [UK:1970/5/8]
  1. Two Of Us
  2. Dig A Pony
  3. Across The Universe
  4. I Me Mine
  5. Dig It
  6. Let It Be
  7. Maggie Mae
  8. I've Got A Feeling
  9. One After 909
  10. The Long And Winding Road
  11. For You Blue
  12. Get Back
13thアルバム。[カバー1曲]

ビートルズとして最後に発売されたアルバムです。

なんとかビートルズを立て直したいポールは、 ジャムを行うことで昔のビートルズを取り戻そうとゲット・バック・セッションを提案しました。 1969年1月3日から行われたセッションは、新曲のレコーディングのみならず、スタジオのセッションを撮影し、 ドキュメンタリーとして放送、ライブ活動の再開を目論んだポールの壮大な企画でした。

セッションは1月31日に打ち切られ、3月にエンジニアのグリン・ジョンズに編集を依頼しました。 しかし、5月28日に完成した『Get Back(仮称)』をメンバーは気に入らず、『Abbey Road』の録音に入り棚上げとなりました。

12月には映画のサントラとして再編集を依頼し、翌70年1月5日に再度マスターテープが完成しましたが、メンバーはこれも気に入りませんでした。

その後、どういう経緯かよく解りませんが、ジョンやジョージがフィル・スペクターにプロデュースを依頼してアルバムとして仕上がったのが本作です。

フィル・スペクターの過剰なデコレーションがビートルズには合ってない気がします。
個人的には一番聴かないアルバムです。
あまりに聴くことがないのでコメントが難しいです。
  1. Two Of Us
  2. Dig A Pony
  3. Across The Universe
  4. I Me Mine
  5. Dig It
  6. Let It Be
  7. Maggie Mae
  8. I've Got A Feeling
  9. One After 909
  10. The Long And Winding Road
  11. For You Blue
  12. Get Back


Let It Be [UK:2003/11/7]
  1. Get Back
  2. Dig a Pony
  3. For You Blue
  4. The Long and Winding Road
  5. Two of Us
  6. I've Got a Feeling
  7. One After 909
  8. Don't Let Me Down
  9. I Me Mine
  10. Across the Universe
  11. Let It Be
* このアルバムのみ、時系列を無視してこの位置に記述します。
アルバム『Let It Be』のリミックス版。

ゲット・バック・セッションの目的は、「原点に返ろう=Get back」であり、 デビュー当時のようにオーバーダビングを使用しない「ありのまま≒Let it be」のサウンドを録音することでした。

しかしながら、発売された『Let It Be』は今まで以上にオーバー・プロデュースされたものでした。 ポールは意向に沿っていないとしてアルバムの発売中止を求める訴訟を検討しましたが、 契約が残っていたため不本意ながらも発売を認めざるを得ませんでした。 ポールは特に「The Long and Winding Road」のアレンジにおいて強い不満を表していました。

映画では装飾のないサウンドであり、ポールは「映画のサウンドが、ありのままの音ではないか」との思いに至りました。 そしてポールは、サントラ盤としても映画で聴けるサウンドに近い形でリミックスしたアルバムをリリースしたい、 とメンバーに提案し、ジョージ、リンゴ、オノヨーコが了承して実現しました。

確かに「The Long and Winding Road」や「Across the Universe」はオリジナルより良いのですが、やはり今更感があります。
ちなみにオリジナル・アルバムとは曲順や収録曲が違い、「Dig It」「Maggie Mae」が外れて「Don't Let Me Down」が追加されています。
  1. Get Back
  2. Dig a Pony
  3. For You Blue
  4. The Long and Winding Road
  5. Two of Us
  6. I've Got a Feeling
  7. One After 909
  8. Don't Let Me Down
  9. I Me Mine
  10. Across the Universe
  11. Let It Be


Past Masters [UK:1988/3/7]

■Disc 1
  1. Love Me Do [Original Single Version]
  2. From Me To You
  3. Thank You Girl
  4. She Loves You
  5. I'll Get You
  6. I Want To Hold Your Hand
  7. This Boy
  8. Komm, Gib Mir Deine Hand
  9. Sie Liebt Dich
  10. Long Tall Sally
  11. I Call Your Name
  12. Slow Down
  13. Matchbox
  14. I Feel Fine
  15. She's A Woman
  16. Bad Boy
  17. Yes It Is
  18. I'm Down
■Disc 2
  1. Day Tripper
  2. We Can Work It Out
  3. Paperback Writer
  4. Rain
  5. Lady Madonna
  6. The Inner Light
  7. Hey Jude
  8. Revolution
  9. Get Back
  10. Don't Let Me Down
  11. The Ballad Of John And Yoko
  12. Old Brown Shoe
  13. Across The Universe
  14. Let It Be
  15. You Know My Name (Look Up The Number)
CD化に伴い、アルバム未収録のシングルや別テイクを集めた編集アルバム。

このアルバムはオリジナル・アルバムを補完するアルバムですが、今となっては嬉しい限りです。
ヒット曲以外はベスト盤にも入らず、学生の頃は「Thank You Girl」や「I'll Get You」欲しさにシングルの中古を探し回りました。

■Disc 1
  1. Love Me Do [Original Single Version]
    デビュー・シングル・ナンバー。
    アルバム・バージョンと違い、リンゴがドラムを叩いています。
    断然、こちらを公式として扱うべきです。
    アルバム『Please Please Me』への収録をこちらと差し替えても誰も文句を言わないのではないでしょうか?
    全体的には似た感じですが、間奏にクラップ・ハンドが入っています。

  2. From Me To You
    3枚目のシングル。
    ハーモニカをフィーチャーした軽快なポップ・ナンバー。

  3. Thank You Girl
    「From Me To You」のB面。
    ハーモニカをフィーチャーしたファルセットの印象的なナンバー。

  4. She Loves You
    4枚目のシングル。
    サビから始まるカッコいい、いわずと知れた大ヒット・ロックンロール・ナンバー。

  5. I'll Get You
    「She Loves You」のB面。
    ハーモニカとクラップ・ハンドが印象に残るミディアム・ナンバー。

  6. I Want To Hold Your Hand
    5枚目のシングル。
    いわずと知れた大ヒット・ナンバー。
    日本語タイトル「抱きしめたい」もGood。

  7. This Boy
    「I Want To Hold Your Hand」のB面。
    三声コーラスが美しいバラード・ナンバー。

  8. Komm, Gib Mir Deine Hand
    「I Want To Hold Your Hand」のドイツ語バージョン。

  9. Sie Liebt Dich
    「She Loves You」のドイツ語バージョン。

  10. Long Tall Sally
    英国版5枚目の4曲入りEP。
    ポールのシャウトが聴けるカバー曲。
    このEPの4曲とも、レコード時代はオリジナル・アルバムから漏れ、 コンピレーション・アルバム『ロックンロールVol.1』にのみ収められました。

  11. I Call Your Name
    「Long Tall Sally」のカップリング。
    ジョンのロックンロール・ナンバー。

  12. Slow Down
    「Long Tall Sally」のカップリング。
    こちらはジョンのシャウトが聴けるカバー曲。

  13. Matchbox
    「Long Tall Sally」のカップリング。
    リンゴ・ボーカルのロックンロール・カバー曲。

  14. I Feel Fine
    8枚目のシングル。
    冒頭、ジョージのフィード・バック奏法が斬新で、全般に渡ってギター・リフが冴え渡るジョンのナンバー。

  15. She's A Woman
    「I Feel Fine」のB面。
    ポールの渋いミディアム・ロック・ナンバー。

  16. Bad Boy
    オリジナル・アルバム/シングル/EPとは無縁で、 ベスト盤『Oldies』、コンピレーション・アルバム『ロックンロールVol.1』にのみ収録された、ジョン・ボーカルのカバー曲。

  17. Yes It Is
    9枚目のシングル、「Ticket To Ride」のB面。
    三声コーラスが美しいジョンのバラード・ナンバー。

  18. I'm Down
    10枚目のシングル、「Help!」のB面。
    リトル・リチャードばりのポールのシャウトが聞けるナンバー。
■Disc 2
  1. Day Tripper
    11枚目のシングル。
    ギター・リフが強いインパクトを残すジョンのロックンロール・ナンバー。

  2. We Can Work It Out
    「Day Tripper」のB面。
    ジョンがオルガンを弾くポール・ボーカルのナンバー。

  3. Paperback Writer
    12枚目のシングル。
    ポールのロックンロール・ナンバー。

  4. Rain
    「Paperback Writer」のB面。
    テープの逆回転を取り入れるなどアバンギャルドなジョンのナンバー。

  5. Lady Madonna
    17枚目のシングル。
    ポールのプレスリーっぽいボーカルが聴けるナンバー。

  6. The Inner Light
    「Lady Madonna」のB面。
    ジョージのインド風ナンバー。

  7. Hey Jude
    18枚目のシングル。
    「Yesterday」と並び、ポールの最高傑作と呼ぶにふさわしい壮大なバラード・ナンバー。

  8. Revolution
    「Hey Jude」のB面。
    「White Album」のバージョンと違いスピード感があるバージョン。
    ちなみにタイトルも違うので別テイク扱いでなく別曲扱いです。

  9. Get Back
    19枚目のシングル。
    アルバム『Let It Be』バージョンと同テイクですが、明らかにミックスが違うバージョン。
    シングル・バージョンはエンディングのフェード・アウト部分があります。
    また、曲の前後の無駄なおしゃべりはなく、曲としてしっかり完成しています。

  10. Don't Let Me Down
    「Get Back」のB面。
    ジョンのパワフルなボーカルが聴けるミディアム・ナンバー。
    何故、アルバム『Let It Be』から漏れたのでしょうか?

  11. The Ballad Of John And Yoko
    20枚目のシングル。
    ギターやピアノがご機嫌なジョンのロックンロール・ナンバー。

  12. Old Brown Shoe
    「The Ballad Of John And Yoko」のB面。
    ジョージのロック・ナンバー。
    地味な曲です。

  13. Across The Universe
    アルバム『Let It Be』のバージョンと違い、チャリティー・アルバムに収録されたバージョン。
    鳥のさえずりがSEとして収録されており、通称バード・バージョンと呼ばれます。
    ファンがコーラスをやっているのも面白いです。
    ちなみにアルバム・バージョンとテイクは同じですが、バード・バージョンの方がエコーが浅めで音がクリアな感じで良いです。
    また、オリジナル録音のテープ回転数を早めており、逆に『Let It Be』バージョンはオリジナル録音より遅くしてあります。
    テイク違いですが、オリジナル・スピード、ボーカル・エフェクトなしのバージョンは『アンソロジー』で聴けます。
    『アンソロジー』バージョンが実は一番良かったりします。
    「Strawberry Fields Forever」と並んで、『アンソロジー』で最も良かった曲のひとつです。

  14. Let It Be
    22枚目のシングル。
    そして最後のシングル・ナンバー。
    アルバム『Let It Be』バージョンと同テイクですが、明らかにミックスが違うバージョン。
    シングル・バージョンは、サビのリフレインがアルバムより一回少なく、ギター・ソロのテイクが違います。
    また、ラストのサビにはギター・ソロが被さっていません。
    しかし、何よりもシングル・バージョンが良いのは、ハイ・ハットにエコーが掛かっていないことです。

  15. You Know My Name (Look Up The Number)
    シングル「Let It Be」のB面。
    セッションみたいなナンバー。


Anthology 1 [UK:1995/11/20]
アンソロジー・プロジェクト第一弾アルバム。
クオリーメン時代からアルバム『Beatles For Sale』までのレア・トラックスです。
全部記載してると膨大になるので、個人的にツボにハマったポイントだけ。

ピート・ベストがドラムを叩いている「Love Me Do」、三拍子の「I'll Be Back」、少しハード目な「And I Love Her」、 イントロが違う「Eight Days A Week」あたりたかな。

ライブ/スタジオ・ライブみたいなのが多く、別バージョンもあまり変わり映えしないなのが多かった気がします。


Free As A Bird [UK:1995/12/4]
  1. Free as a Bird
  2. I Saw Her Standing There *
  3. This Boy *
  4. Christmas Time (Is Here Again)
* Only CD Single
アンソロジー・プロジェクト第一弾シングル。
  1. Free as a Bird
    ビートルズが解散後、公式に発表した最初の未発表曲かつ新曲で、ブルージーなナンバー。
    三声コーラス、ジョンのファルセット、ポールのブリッジとビートルズ時代に御馴染みだったキメのフレーズがバンバン出てきます。
    残念なのはプロデューサーがジョージ・マーティンでないことですね。
    「新生ビートルズ」である必要はないのだからジョージ・マーティンにプロデュースしていただきたかった。

  2. I Saw Her Standing There
    テイク違いバージョン。
    ギター・ソロの違いと間奏のポールの叫びが明らかに違う点です。
    ジョンのコーラスが若干大きめにミックスされている気がします。

  3. This Boy
    テイク違いバージョン。
    歌い方が若干違う程度ですが最後が尻切れです。
    スタジオの雰囲気そのままで、やり直しをしています。

  4. Christmas Time (Is Here Again)
    当時のファン・クラブの会員向けに送られたレコードに収められていたナンバー。
    一般的には未発表曲です(私も初めて聴いた)。
    曲の終わりに、ポール/ジョン/ジョージ/リンゴの順でクリスマス・メッセージが入っており、 さらに曲が「Auld Lang Syne(蛍の光)」に変わり、ジョンの語りが収録されています。


Real Love [UK:1996/3/4]
  1. Real Love
  2. Baby's In Black
  3. Yellow Submarine *
  4. Here, There and Everywhere *
* Only CD Single
アンソロジー・プロジェクト第二弾シングル。
  1. Real Love
    マイナー調の「Free As A Bird」と違って明るい爽やかなナンバー。
    ビートルズとしては新曲扱いですが、これは反則に近い気がします。
    映画「Imgine」で別バージョン(歌詞違い)が既に発表されていたのでメロディは知っていました。
    とはいっても、やはり4人集まると別格の趣があります。
    こちらの方がビートルズっぽく仕上がってる感じがします。

  2. Baby's In Black
    ライブ・バージョン。
    1965年のハリウッド・ボールでのライブと書いてあります。
    ジョンが笑いながら歌っているところがあります。

  3. Yellow Submarine
    ミックス違いバージョン。
    冒頭から足音のSEがあり、リンゴの語りもあります。
    曲に入っても色々なSEが被せられています。

  4. Here, There and Everywhere
    テイク違いバージョン。
    コーラスがあまり入っておらずシンプルで歌い方も若干違います。


Anthology 2 [UK:1996/3/18]
アンソロジー・プロジェクト第二弾アルバム。
アルバム『Help!』から『Magical Mystery Tour』までのレア・トラックスです。
第一弾と同じく、個人的にツボにハマったポイントだけ。

異様なアレンジの「Tomorrow Never Knows」、制作過程が解る「Strawberry Fields Forever」、 お遊びっぽいのに素晴らしい「Your Mother Should Know」、ファーストテイクとは思えない「Across The Universe」あたりかな。

アンソロジー・プロジェクトでは一番面白かったアルバムです。
(時期的にもビートルズが一番面白かった時期、創造力のあった時期だからかな)


Anthology 3 [UK:1996/10/28]
アンソロジー・プロジェクト第三弾アルバム。
アルバム『The Beatles』から『Let It Be』までのレア・トラックスです。
第一弾、第二弾と同じく、個人的にツボにハマったポイントだけ。

ジョンのギターの弾き語り「Happiness Is A Warm Gun」「Mean Mr. Mustard」「Polythene Pam」「Glass Onion」、 ブルースっぽい「Helter Skelter」、民族音楽的な「Ob-La-Di, Ob-La-Da」、ピアノのみの「Good Night」、 ジョージの弾き語り「While My Guitar Gently Weeps」、前奏の違う「Two Of Us」あたりかな。

弾き語りとか独奏が多いのは、この時期のビートルズを表してる気がします。

UK発売のシングル盤ディスコ・グラフィーです(解散後を除く)。

Single(UK)
  1. Love Me Do / P.S. I Love You [1962/10/5]
  2. Please Please Me / Ask Me Why [1963/1/11]
  3. From Me To You / Thank You Girl [1963/4/12]
  4. She Loves You / I'll Get You [1963/8/23]
  5. I Want To Hold Your Hand / This Boy [1963/11/29]
  6. Can't Buy Me Love / You Can't Do That [1964/3/20]
  7. A Hard Day's Night / Things We Said Today [1964/7/10]
  8. I Feel Fine / She's A Woman [1964/11/27]
  9. Ticket To Ride / Yes It Is [1965/4/9]
  10. Help! / I'm Down [1965/7/23]
  11. Day Tripper / We Can Work It Out [1965/12/3] * Double A-Side
  12. Paperback Writer / Rain [1966/6/10]
  13. Yellow Submarine / Eleanor Rigby [1966/8/5] * Double A-Side
  14. Strawberry Fields Forever / Penny Lane [1967/2/17] * Double A-Side
  15. All You Need Is Love / Baby You're A Rich Man [1967/7/7]
  16. Hello Goodbye / I Am The Walrus [1967/11/24]
  17. Lady Madonna / The Inner Light [1968/3/5]
  18. Hey Jude / Revolution [1968/8/30]
  19. Get Back / Don't Let Me Down [1969/4/11]
  20. The Ballad Of John And Yoko / Old Brown Shoe [1969/5/30]
  21. Something / Come Together [1969/10/31] * Double A-Side
  22. Let It Be / You Know My Name (Look Up The Number) [1970/3/6]

UK発売のEP盤ディスコ・グラフィーです(解散後を除く)。

EP(UK)
  1. Twist And Shout [1963/7/12]
    Twist And Shout, A Taste Of Honey / Do You Want To Know A Secret, There's A Place
  2. The Beatles' Hits [1963/9/6]
    From Me To You, Thank You Girl / Please Please Me, Love Me Do
  3. The Beatles' No.1 [1963/11/1]
    I Saw Her Standing There, Misery / Anna (Go To Him), Chains
  4. All My Loving [1964/2/7]
    All My Loving, Ask Me Why / Money (That's What I Want), P.S. I Love You
  5. Long Tall Sally [1964/6/19]
    Long Tall Sally, I Call your Name / Slow Down, Matchbox
  6. Extracts From The Film A Hard Day's Night [1964/11/4]
    I Should Have Known Better, If I Fell / Tell Me Why, And I Love Her
  7. Extracts From The Film A Hard Day's Night [1964/11/6]
    Any Time At All, I'll Cry Instead / Things We Said Today, When I Get Home
  8. Beatles For Sale [1965/4/6]
    No Reply, I'm A Loser / Rock And Roll Music, Eight Days A Week
  9. Beatles For Sale No.2 [1965/6/4]
    I'll Follow The Sun, Baby's In Black / Words Of Love, I Don't Want To Spoil The Party
  10. The Beatles Million Sellers [1965/12/6]
    She Loves You, I Want To Hold Your Hand / Can't Buy Me Love, I Feel Fine
  11. Yesterday [1966/3/4]
    Yesterday, Act Naturally / You Like Me Too Much, It's Only Love
  12. Nowhere Man [1966/7/8]
    Nowhere Man, Drive My Car / Michelle, You Won't See Me
  13. Magical Mystery Tour [1967/12/8]
    Magical Mystery Tour, Your Mother Should Know / I Am The Warlus (No, You're Not! Said Little Nicola)
    The Fool On The Hill, Flying / Blue Jay Way


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